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若返り治療を始める前に

若返りの治療、つまりシワやタルミの治療について説明しましょう。
その前に、シワとタルミの違いが分かりますか?

シワとタルミの違い

  • 「シワ」は皮膚にできた溝のようなもの。表情のシワ、関節のシワ、皮膚の緩みによるシワが、年齢とともに深くなっていきます。おでこや眉間のシワ、カラスの足跡、首のシワなどを想像してみてください。
  • 「タルミ」は、皮膚や脂肪や筋肉が重力で垂れ下がった状態です。
    頬のタルミ、あごのタルミなどを想像してください。

例えば、カーテンのシワはアイロンがけで直りますが、伸びきって床についたカーテンは裾を切るか縫い縮めないと使用に耐えません。同様のことがシワとタルミにも言え、皮膚の「シワ」はケミカルピーリングやコラーゲンの注射など手術以外の方法でも治せますが、「タルミ」は手術でなければ治療が困難です。

このように治療法が大きく異なってくるため、今気になっているのは「シワなのか、タルミなのか、或いは両方なのか」鏡の中の顔をじっくり観察してみることが大切です。

施術の種類

若返りの治療は、エステ感覚でできる治療から手術まで、大きく5つに分けることができます。

①メディカルエステ(ケミカルピーリング、イオン導入、超音波導入など)

メディカル・エステティックの一つにケミカルピーリングがあります。フルーツ酸(AHA)で古く厚くなった角質を除去し皮膚のターンオーバー(新陳代謝)を活性化することにより、皮膚のくすみを取り除き透明感を増します。ニキビ痕、シミ、小じわなどにも効果があります。ビタミンAや抗酸化作用のあるビタミンC、Eなどを併用(イオン導入や超音波導入)すると、より効果的に光老化を予防できます。

②レーザー治療(レーザーフェイシャル)

治療目的の異なるレーザーを症状に合わせて単独で、または組み合わせて用いることにより、肌の若返りや再生をはかります。シワ、タルミ、肌のくすみやシミ、毛穴の引き締めなどに有効です。 これまで治療の難しかった肝斑に有効な最新レーザーも導入しました。

③コラーゲン、ヒアルロン酸の注入

女優さんが治療を受けたことで有名になりましたが、コラーゲンやヒアルロン酸の注入は、眉間、目尻、口元などのシワに効果的です。注入後2~3時間でお化粧もできますが、効果は永久的なものではありません。

④自家組織による肌の若返り、再生医療

患者さんご自身の血液(血小板)や脂肪を採取して注入することで、お肌の若返りをは かり、加齢によるシワやくぼみをふっくらさせる治療法です。 なかでも多血小板血漿注入法(PRPF療法)は、血小板を濃縮して注入する新しい“再生医 療”で、一度の採血でクマやホウレイ線、眉間や口元のシワなどが同時に治療できます。

⑤フェイスリフト(タルミ取り手術)

フェイスリフト(タルミ取り手術)は、重力により弛んだフェイスラインを整える根治的な治療法です。手術後の腫れを少なくして早期に普段の生活に戻れるよう、様々な工夫がなされています。女性が第一線で活躍することが多くなったせいでしょうか、最近は特にミニリフトを希望される患者さんが増えています。

上まぶたのタルミとり・下まぶたのタルミとりのタルミ取り

部分的なタルミ取りとして、上まぶたのタルミとりや下まぶたのタルミとりのタルミ取りがあります。フェイスリフトを、傾いた家を元に戻すような作業だとすれば、上まぶたのタルミとりや下まぶたのタルミとりのタルミ取りは、家の窓枠を修理するようなものです。家が傾いていなければ窓枠の修理だけでも良いのですが、家が傾いているときは、先ず家の傾きを直してから窓枠の修理をしたほうが賢明です。

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