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診察を受ける前に

形成外科の役割

心の悩みを解消し、人生を前向きに楽しく過ごすために。形成外科にできること。

「もう学校なんかいやだ!行ったっていじめられえるだけだもん。行くもんか!」ある唇裂の患者さんの手記です。「醜い」とか「人並みでない」ということからくる心の負い目は、恐らく人並みの人には理解できないでしょう。 形成外科の役割は、こうした先天性の奇形、やけどや交通事故の傷あとなどで悩んでいる患者さんの体を元通りにし、心の重荷を取り除き人生を楽しく過ごせるように手助けをすることにあります。

形成外科の4大対象

形成外科で扱う4大対象は、次のようなものがあります。

先天性

唇裂(俗にいう三つ口)、口蓋裂、小耳症などの顔面の奇形や、合指症、多指症など四肢の奇形、臍ヘルニア(でべそ)、尿道下裂などが代表的なものです。

(より美しく)

重瞼術(二重まぶた)や隆鼻術などの審美外科と、除皺術(シワのばし)や除脂術などの狭義の美容外科に分かれます。

後天性

外傷性

顔面軟部組織の損傷、顔面骨々折、手指の切断、熱傷(やけど)、傷あと(ケロイド等)、陥入爪(まき爪)、褥創(床ずれ)、はげなどがあります。

腫瘍性

イボ、ホクロ、血管腫、赤あざ、黒あざ、などの良性腫瘍から、悪性腫瘍手術後の再建が含まれます。乳がん根治術後の乳房再建や上顎がん手術後の顔面再建などです。

美容外科の役割

医学的には明らかな異常がなくても、顔や体つきなど外観上のことで悩んでいる人は大勢おられます。 美容外科の役割は、形成外科の技術や考えをさらに発展させ、こうした悩みを解消し、自信を持って人生を生きていただく為のお手伝いをすることにあります。

美容外科のかかり方

「美的センス」と「技術」が欠かせない美容外科手術。まず、良い医師を見つけることが大切です。

美容外科の研修カリキュラムにデッサンを取り入れている大学もあるくらい、美容外科の手術には、術者の「美的センス」と職人的な「技術」が同時に要求されます。ところが美容外科の経験の有無にかかわらず、日本では医師免許さえあれば誰でも美容外科を開業できます。また、広告することも自由です。ここから美容外科手術にまつわる様々なトラブルが生じることになります。全ての医師が襟を正して美容医療に臨めばよいのでしょうが、残念ながら自身の研鑽を捨てて商業主義に走っている医師がいるのも現実です。であれば、良い医師を見つけることが良い治療結果を得る一番の近道ということになります

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